コニの読書日記

主に読書とマイクラについて投稿します

【読書日記】なぜ、日本人は考えずにモノを買いたいのか?

 自分は優柔不断なので、購入までに時間を使います。評価サイトを見たり、ECサイトのコメントを見たり...。そんな自分に対して真逆な「なぜ、日本人は考えずにモノを買いたいのか?」という本書に興味を持ちました。

 本書は2016年に出版されたものです。この後コロナや東京オリンピックなど大きな出来事があり、出版された時期とは状況が異なります。

情報があふれかえる時代

 2012年ごろからスマートフォン(以下スマホ)が急激に普及し始めました。それに伴い、だれでも手軽に情報を手に入れられるようになりました。何か物を買おうとするとき、スマホ普及前の情報収集手段はテレビやチラシなど、限定的でした。それに対し、スマホを使えば、ネット上では検索をするだけで数十~数百ものウェブページが出てきます。また、AmazonなどのECサイトでは多数の口コミがあり、Twitterでは不特定多数の人がそれぞれに情報を発信しています。

 このように、だれでも手軽に情報を手に入れられるが情報量が多すぎる、といった現状があります。

 

情報多過で整理に一苦労

 情報がありすぎて、どれが有益かを判断するのに一苦労で疲れちゃいます。ただでさえ仕事や家事で疲れているのに、物を買うのに頭を使いたくない。これが、本書のタイトルである、考えずにモノを買いたい、です。

 ネット上には確かに情報はたくさんありますが、真偽や確度は保証されていません。ネット上で高評価なものが実はステマだったり、ツイートしている人にとっては良いが自分には合わなかったり...。

 そこで現在は、たくさんの情報から自分に合うものを提案してくれるサービスが、人気を集めています。物を比較評価したブログが人気だったりもしますよね。なにか自分が好きなことについて簡単にまとめるだけで、だれかは喜んでくれそうですね。

 

あたりまえを数値化する

 本書では、アンケートで集めた結果を数値化して、消費者の変化を分析しています。結果についてはおおよそ感覚どおりで、驚くような発見はありませんでした。ただし、感覚を数値にして明らかにすることに価値があると考えます。

 あたりまえと思っていることが客観的に正しいのか、認識のずれはどのくらいあるのか、を明確にするために本書のような調査があります。この結果で正確に現状を把握し、間違えのない次のステップへ進むことができます。

 

さいごに

 今回は「なぜ、日本人は考えずにモノを買いたいのか?」という本を読みました!自分が物を買う時を振り返ると、Amazonの評価数と星の数でだけで判断してる場合もあるなと思いました。これこそ何も考えてません笑。情報多過の現代ですが、うまく取捨選択して納得できる買い物がしたいですね。