コニの読書日記

主に読書とマイクラについて投稿します

【読書日記】スターにはなれませんでしたが

 今回は「スターにはなれませんでしたが」を読みました。この本は、真面目に生きてる人へ、その生き方を肯定し、さらに背中を一押ししてくれる本です。

 著者は、どきどきキャンプ佐藤満春さん(以下サトミツさん)です。どきどきキャンプは、自分が中学生の時に、ジャック・バウワーのネタを見ていたことを覚えています。

 サトミツさんは現在、主に放送作家として芸能界の裏側で活躍しています。裏方として活躍している人の本であり、一般企業で働く自分にも共感できることが多くありました。読み終わったあと、「明日からもう少し頑張ってみようかな」という気持ちにさせてくれました。

真面目に生きることを肯定する

 この本は、才能がなく真面目生きるしかない人へ、その生き方を肯定してくれます。まさに自分も、目立った才能がなく平凡に生きてきた人です。そして、よく他人からは「真面目だ」と言われてきました笑。

 「真面目」という評価には、つまらない、目立った特徴がない、といった意味を含む風潮があると思います。しかし、この本を読んで、真面目であることは明確な強みであると感じました。真面目に愚直に仕事に向き合うことで周りから少しずつ認められていく経験談が、本書には書かれています。

 

向いてる領域で生きる

 サトミツさんは、一度は華やかな芸能界の表舞台で生きた人です。ですが今は裏方で活躍しています。表舞台をあきらめた理由は、裏方のほうが向いていたからだそうです。

 でも自分の向いていることなんて分からない!と思いましたが、その解答も紹介されていました。それが、「他人から任されたこと」だそうです。任されるということは、自分にできると他人が期待してくれていることです。個人的には、学生時代に任せてもらった経験を思い出すのがいいのかなと思いました。会社での任されごとは、機械的な場合があると感じているので。

 ただし、「自分がやりたいこと領域で頑張る」ことを否定しているわけではない、といった記述もありました。このスタンスにサトミツさんの優しさを感じました。

 

任せられた仕事は全力で

 任された仕事は、相手から期待されていることです。その仕事に対して全力で取り組むことで、相手との信頼関係が生まれ、さらに次につながったことが書かれています。

 この考え方は仕事へのモチベーションにもつながると思いました。自分が仕事をしているときに、「なんでこれやってるんだっけ」と考えることがあります。そんなときに相手が喜ぶからだと思うと、仕事の意義が出る気がします。ただ、そう思える相手からの依頼になりますが...笑。「期待に応えたい」と相手に思ってくれるような人間を目指したいですね。

 

自分基準で生きる

 SNSが発達して、他人の反応が見える世界になりました。賞賛してくれる人がいる反面、批判してくる人もいます。ただ、そんな評価は気にせず、自分が好きなもの、いいと思うものを楽しめば良い、と紹介されています。結局満足すればいいのは自分ですから。

 この点については自分も同じような考え方です。少し乱暴ですが、不特定多数なんて今後一生かかかわらないから気にしなくていいじゃん、と思ってます。

 

さいごに

 今回は「スターにはなれませんでしたが」を読みました。本当に面白く、共感できて、休みなく一気に読んでしまいました!

 この本を手に取った理由は、推しがおすすめしていたからです。このような素晴らしい本に出合わせてくれた推しにも感謝です。いろんな場所から出会いはありますね。